Linuxを使いこなすためには、基本的なコマンドとキーボードショートカットを理解し、効率よく作業することが不可欠です。この記事では、初心者向けに、Linuxでよく使用されるコマンドとキーボードショートカットを解説し、実際の見本を示します。これにより、Linuxの操作がよりスムーズになります。
この記事のコマンドとショートカットは基本なので、意識して使うようにして、絶対に覚えてください!
目次
基本的なLinuxコマンド
- ディレクトリの内容を表示 –
ls
ディレクトリ内のファイルとサブディレクトリの一覧を表示します。
使用例:ls -l(詳細リストを表示) - ディレクトリを変更 –
cd <ディレクトリ名>
指定したディレクトリに移動します。
使用例:cd /home/user(userディレクトリに移動) - 現在のディレクトリを表示 –
pwd
現在の作業ディレクトリのフルパスを表示します。
使用例:pwd - ディレクトリを作成 –
mkdir <ディレクトリ名>
新しいディレクトリを作成します。
使用例:mkdir new_folder - ファイルを削除 –
rm <ファイル名>
指定したファイルを削除します。ディレクトリを削除するには-rオプションを使用します。
使用例:rm example.txt - ファイル内で文字列を検索 –
grep <検索文字列> <ファイル名>
指定したファイル内で特定の文字列を検索し、その行を表示します。
使用例:grep "error" log.txt(log.txtファイルから”error”を含む行を検索)
便利なLinuxショートカット
- 実行中のコマンドを停止 –
Ctrl + C
現在実行中のコマンドを強制終了します。 - 実行中のコマンドを一時停止 –
Ctrl + Z
現在実行中のコマンドをバックグラウンドで一時停止します。 - ターミナルの画面をクリア –
Ctrl + L
ターミナルの表示をクリアし、新しい画面から開始します。 - コマンドの自動補完 –
Tab
コマンド名やファイル名の入力時に、Tabキーを押すことで自動補完してくれます。例えば、/documentのディレクトリに移動したい場合に、cd /docuまで入力し、Tabキーを押すことで、cd /documentまで補完してくれます。 - コマンド履歴を表示 –
↑(上矢印) と↓(下矢印)
前に実行したコマンドや次に実行したコマンドを順に表示します。 - コマンド履歴の逆順検索 –
Ctrl + RCtrl + Rを押すと、コマンド履歴の逆順検索モードに入ります。入力を始めると、入力したテキストにマッチする過去のコマンドが表示されます。再度Ctrl + Rを押すことで、一致する過去のコマンドをさらに検索できます。
使用例:Ctrl + Rそしてgrep(過去に実行したgrepを含むコマンドを検索)
まとめ
これらのコマンドとショートカットは、Linuxの基本中の基本です。実際にこれらを使いながら、さまざまなタスクを実行してみることをお勧めします。日々の操作でこれらのコマンドを使うことで、Linuxのスキルが自然と向上し、より快適に作業を進めることができるようになります。

