この記事では、既存のReactプロジェクトをJavaScriptからTypeScriptへ移行する過程を、ts-migrate
を利用して簡単に行う方法について詳しく解説します。TypeScriptを導入することで、型安全性や開発効率を向上させることができます!
目次
ステップ1: ts-migrateの導入
JavascriptからTypescriptに変換したいプロジェクトに移動して、プロジェクトにts-migrate
をインストールします。
npm install --save-dev ts-migrate
ステップ2: Typescriptに必要なものをインストール
次に、TypeScriptと必要な@typesパッケージをプロジェクトにインストールします。
npm install --save typescript @types/node @types/react @types/react-dom
ステップ3: tsconfig.json の設定
プロジェクトのルートに tsconfig.json
ファイルを作成します。TypeScriptのコンパイラオプションをこのファイルで設定します。以下は一般的な設定の例ですが、プロジェクトの要件に応じて調整してください。
{
"compilerOptions": {
"target": "es5",
"lib": ["dom", "dom.iterable", "esnext"],
"allowJs": true,
"skipLibCheck": true,
"esModuleInterop": true,
"allowSyntheticDefaultImports": true,
"strict": true,
"forceConsistentCasingInFileNames": true,
"noFallthroughCasesInSwitch": true,
"module": "esnext",
"moduleResolution": "node",
"resolveJsonModule": true,
"isolatedModules": true,
"noEmit": true,
"jsx": "react-jsx"
},
"include": ["src"]
}
ステップ4: TypeScriptへの移行
ts-migrate-full
コマンドを実行することで、プロジェクト内のJavaScriptファイルが.ts
や.tsx
へと変換され、適切な型注釈が追加されます。
npx ts-migrate-full ./src/
以下のようにts-expect-error
のコメントが追加されている場合は、削除してエラーを解消してください!
ステップ5: 動作確認
最後に、Reactが正常に動作するかを確認し、問題がないことを確認します。
npm start
まとめ
ts-migrate
を利用することで、ReactプロジェクトをJavaScriptからTypeScriptへ効率的に移行することができます!Typescriptはコードの品質、開発速度を上げる上でとても便利なので、ぜひ上記の方法で移行してみてください!